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♪腐った主と花丸な日々♪  
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ハンニャバルの獄中ブログ③

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文:ひぐれ
絵:しぐれ

 

Level 3 ラブラブ地獄

  麦わらの一件で晴れてマゼラン所長と想いが通じて幸せ、幸せ、幸せ~ッ!

  まさか所長もこの私のことを想ってくれていただなんて、奇跡だ。まさか夢じゃないよね。えいッ!

  うぅー痛い。つねったほっぺが痛いってことは夢じゃない。ヤッタ、ヤッタ、ヤッター!!

  ってことは、両想いの二人はつまり、この先キスとかキスとかキスとか!更にそれより先のこともッ!

  ギャッどうしよう、興奮してきた。でもこの腹ポヨポヨ見られたら幻滅される。って、いつも腹丸見え!
  
  無駄毛のお手入れもしないと、いやいや、それよりもまずは歯磨き!口臭スプレーも。

  うぅーやることいっぱい。完璧に準備できていない時に求められちゃったっらどうしよう。そうだ、そう言う時こそYes/No枕だ!けどどうせならわかりやすく、被り物に○Xってくっつけたらわかりやすいかも!おおーそれはいいぞ。早速新しい被り物を注文しなくては。

  愛する所長と両思いになれて浮かれていた私。しかし、思わぬところに落とし穴があったのでっしゅ。

  以下又小芝居風小説仕立てでお楽しみ下さい(_ _|||)


「歯磨きよーし、口臭スプレーよーし、無駄毛処理よーし、パンツよーし、OK枕じゃなくて被り物よーし」

 フフフついにこの時がきた。特注の被り物もきまってる。ハンニャバルかっこいいぃ~最高!今日こそ所長といいことしちゃうぞ♪

 思えば、真面目で寡黙なあの所長が恋愛ごとに長けているとは思えない。ここは一つ、この私が巧いこと所長をリードして、身も心も一つにッ!

 と意気込んでみたものの、自分の方から所長にアタックなんて恥ずかしッ恥ずかしッ。

 勤務中金魚のフンのようにちょろちょろと所長の後を追いかけてみるも、自分からは積極的なアプローチができない。所長の背中を見つめてはイライラ、クルっと振り返った所長と目があって胸はドッキンドッキン。仏頂面の所長が私の顔をみて、少しだけ頬を染める。そんなあの人の姿にもうメロメロでっしゅ。

 あぁ~所長好き。もっと所長に近づきたい。もっと所長とイチャイチャしたい。

 気持ちはどんどん高鳴り欲張りになって行く。あぁ~これぞ恋!愛しちゃってるのだ!

 好きって気持ちで胸がいっぱいで、見つめることが精一杯の私に痺れをきらしたように所長が声をかけてきた。

「ハンニャバル、様子がおかしいがどうしかしたのか? 用事か?」

 心配するように、瞳に温かなものを滲ませて眉を顰める所長に心臓が止まりそうなほどときめいて、

「あ、いえ。なんでもありまっせんッ」

 せっかく所長から声をかけてくれたのに、又とないチャンスなのに私はフルフルと首を横に振ってしまったのだ。あぁ~私のバカバカ。

 あぁ~こんなことではいったいいつになったら所長とラブラブできるのだろう。私ってば、こんなに奥手でどうしよう。こんなことではチューはおろか、手を握ることすらもままならない。あぁ~欲求不満で死にそうッ!!!

「所長とチューしたいのにぃ~ッ!どうれうばいいのだ私はッ!って、思いっきり声に出てた!」

 ギャーどうしよッどうしよッ!所長の前でなんてことをッ!これではエロエロ大王だと思われてしまうぅっ。

 穴があったら入りたい。掘ってでもいいから隠れたい。うぅー最悪だぁぁぁ。

 ポロっとやってしまった失言に、私はその場に両膝をつき項垂れた。ショックで立ち直れない。やっと両思いになれたのに、これでは所長に嫌われてしまうかも。

 が、しかし、

「ハンニャバル――おまえって奴はまったく。可愛いことを言う」

「エッ!」

 か、可愛い?え、私?

 なに、なにがどうなってるんだ?

 唖然とする私はしかしすぐに気がついた。最気より、所長が近づいてきている。所長が私の横に寄り添うように立っている。

「ハンニャバル、いいんだな? おまえがそこまで想っていてくれたとは」
 
「え?あえ?」

 急展開すぎてついていけない。けれど顔をちょっと上げたところに所長の顔があって。綺麗なバイオレットの瞳には真っ赤に頬を褒めた私の顔が映っている。優しい所長の瞳に吸い込まれてしまいそうだぁ。

「愛している、ハンニャバル」

「所長……うれしい」

 所長の顔がじょじょに近づいてくる。あぁ~夢にまで見たキッスがついに!魔法にかけられたように私はすぅっと瞳を閉じた。

 ドキドキドキドキ……ドキドキドキドキ。

 ふわっとあの人の体臭が濃く香り、あの人の唇が私の唇に柔らかくそっと触れた。そして、あの人の情熱の証がぬるりと私の唇を押し開いて侵入してくる。絡み合う二人の情熱。たまらなく甘美で夢のような時間。身体中が熱く滾って、口付けの甘さに酔いしれ心も身体もボーっとして来る。

 身体が甘く痺れている。初めての口付けはたちまちのうちに私を虜にし、意識までもがフワフワと雲の上にいるように浮き上がる。

 これがキス。これが接吻。

 興奮しすぎたせいか、なんか眼が回る。あれ、あ、あれれ???

「ハ、ハンニャバル、しいかりしろ! ハンニャバル!」

 懸命に私を呼ぶ所長の声が遠く感じる。いったいこれは???

「チッやっぱり体液はまずかったか。今解毒剤を!」

 げ、解毒剤? ま、まさか私所長の毒にやられたってことか!エッ!

「しかし、大丈夫だ。少しずつ毒にならして行けば私のモノも受け入れらるようになる。愛だ、愛!」

「愛でしゅか……」

 愛、その言葉がズンと重たい。所長との恋はまさに命がけ。あぁ~私初Hの前に死んでるんじゃぁ……。

「おまえならできる。特訓だハンニャバル」

「所長……はいであります!」

 私を信じ力強く笑ってくれた所長があまりにもカッコよくて、思わず頷いてしまった。頷いてしまったが、本当にそれでよかったのか自分。自ら破滅への道を選択してしまったような。不安に駆られながらも私は引きつった顔で微笑んだのであった。



  とまぁーそう言うことなのだ。命を取るか愛を取るか、所長との恋は刺激的すぎるぅっ。せっかく想いが通じたのにこの恋は前途多難。私どうしたらいいのだぁ?

 なにかよい知恵がある人いたら助けて欲しいのだ。あぁ~あぁ~凹む。

 って、このブログこの先も続くのだろうか???今日のところは体力温存のために寝るとしよう。  


ひぐれちゃん、かわいいハンニャバル小説ありがとう~(*´∀`)/


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[ 2010/10/05 08:30 ] 二次創作一覧 小説 | TB(-) | CM(-)
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